和泉市きまぐれWatch

大阪府和泉市のネタをきまぐれに取り上げる個人ブログ

和泉市・北松尾小学校で「地域安全MAP教室」開催(終了)

2016年11月26日、和泉市・北松尾小学校で「地域安全MAP教室」が開催された、という話。犯罪社会学の小宮信夫・立正大教授が「犯罪者は場所を選ぶ。『入りやすい場所』と『見えにくい場所』に注意し近づかないことが大切」と説明した、とのこと。毎日新聞のネット記事より。
地域安全MAP教室:犯罪者は場所を選ぶ 危険な箇所、事前に把握 和泉 /大阪 - 毎日新聞


和泉市立図書館には、小宮信夫さんの著書『子どもは「この場所」で襲われる』(小学館新書 2015.12)が所蔵されています。実は私、この本を借りて読みました。読み応えのある内容だったので、和泉市で小宮さんをお招きして、防犯講演会をしてもらうと良いのでは? と、ブログで紹介しようと思っていたのです……が、今まで出来ていなかった、のでした(汗)


以下、本の内容を簡単にご紹介いたします。

この本によると、現在、世界の主流となっている最新の犯罪理論は「犯罪機会論」とのこと。この理論の特徴は、犯罪が起きる「場所」に注目している点。不審者・犯罪者といった「人」を見分けるのではなく、犯罪が起きる「場所」を見分け、そうした危険な場所をできるだけ避けて行動したり、自身の警戒レベルを上げることで、犯罪から遠ざかることができる、というもの。

これまでの防犯常識・指導の基本は「不審者の見分け方」や「犯罪者に連れて行かれそうになったらどうするか」といったこと(=犯罪原因論)。しかし、子どもたちには対応するのが難しい。というのも今時、「不審者」に見える犯罪者はいない。また、大人に連れ去られそうになったとき、子どもが抵抗するのは無理なだけでなく、極めて危険である。

そうした「人」ではなく、危ない「場所」を避けるほうが、犯罪に遭わないためには効率的。具体的には「入りやすく」「見えにくい」場所を避けること。そのような場所にできるだけ近づかないようにすることで、犯罪から遠ざかることができる、という。

本書では、そんな「入りやすく」「見えにくい」場所を見分ける方法を具体的に解説。例えば「公園は危険がいっぱい」「店舗のトイレも要注意」など。

さらに、犯罪に遭う危険性のある場所を「読み取る能力」を高めるための「地域安全マップ」づくりなども紹介している。
※ちなみに「地域安全マップ」づくりの狙いは、地図づくりそのものではなく、地図の作成を通して、「危険な場所を読み取る能力(=景色読解力)を高めること」にある、とか。


……ということで、興味を持たれた方は、ぜひ和泉市の図書館で借りてみることをオススメします!